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ジョルジョ・アガンベンの『身体の使用』が1月下旬に発売予定

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Written by ORE ORE

ジョルジョ・アガンベンの『身体の使用』(上村忠男 訳)が2016年1月下旬にみずず書房より発売予定。

テクノロジー装置の肥大は未曾有の奴隷制を産出するのか─西洋哲学を貫く思考を遡り、本書をもって「ホモ・サケル」シリーズが完結。

ジョルジョ・アガンベンはイタリアの哲学者、ハイデガーやフーコー、ベンヤミンなどからの影響下で思想を形成した。美学~政治哲学についての著作が多く、日本で翻訳されている作品も多い。

本作『身体の使用』はホモ・サケル シリーズの最終作とされる。
ホモ・サケル シリーズは1995年に書かれたⅠ『ホモ・サケル 主権権力と剥き出しの生』(以文社より刊行)に始まり、2003年のⅡ-1『例外状態』(未来社)、2007年のⅡ-2『王国と栄光 オイコノミアと統治の神学的系譜学のために』(青土社)、2008年のⅡ-3『言語の秘蹟』(未翻訳)、Ⅱ-4が抜けており、2012年のⅡ-5『オプス・デイ』(未翻訳)、1998年のⅢ『アウシュヴィッツの残りのもの―アルシーヴと証人』(月曜社)、2013年のⅣ-1『いと高き貧しさ――修道院規則と生の形式』、そしてホモ・サケル シリーズ最終作にしてⅣ-2にあたる『身体の使用』(みずず書房)となっている。

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