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ロラン・バルト著作集完結、「断章としての身体 《ロラン・バルト著作集8》: 1971-1974」が9月9日発売

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Written by ORE ORE

みすず書房企画のロラン・バルト著作集最後の1冊、「断章としての身体《ロラン・バルト著作集8》: 1971-1974」(吉村和明 訳)が2017年9月9日に発売。

ロラン・バルトは20世紀のフランスの哲学者。1953年に処女作「零度のエクリチュール」を発表。エクリチュールについての独自の論考、文学の分析、思索を行う。コレージュ・ド・フランスでは文学教授として就任した。他にも「明るい部屋―写真についての覚書」に於いては写真を、「モードの体系─その言語表現による記号学的分析」ではファッションに関して論じている。

みすず書房の企画による「ロラン・バルト著作」はフランス版「ロラン・バルト全集」を底本にした全10巻で構成されており、2003年から刊行が開始している。本書は2006年12月18日に発行された「ロマネスクの誘惑《ロラン・バルト著作集9》: 1975-1977」(中地義和 訳)から凡そ10年半ぶりの刊行であり、記念すべき最終巻となった。文学理論家から作家への移行期の「テクストの理論」「エクリチュールについての変奏」「では、中国は?」など初訳23篇が収録されている。

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