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ウンベルト・エーコの『プラハの墓地』が2月22日に発売。
イタリアの作家ウンベルト・エーコの『プラハの墓地』(橋本勝雄 訳)が東京創元社の海外文学セレクションより2016年2月22日に発売。
ユダヤ人嫌いの祖父に育てられたシモーネ・シモニーニ。偽書作りの名手であるシモニーニがいかにしてユダヤ迫害のもととなった偽書『シオン賢者の議定書』を生み出し、どのように世界にそれが広まり憎しみの渦を作り上げたか?
ウンベルト・エーコはイタリアの記号論哲学者であり小説家、1980年に長編賞セル『薔薇の名前』で作家としてデビュー。記号論や歴史、神秘主義やミステリが複雑に絡み合うプロットを得意とする。『フーコーの振り子』や『前日島』などの小説は勿論、『記号論』や『永遠のファシズム』、『完全言語の探求』などの学術著書も国内でも作品が多く翻訳されている。
本作は『プラハの墓地』は2010年に発表された長編小説。19世紀ヨーロッパを舞台に実在の人物と、疑心暗鬼とレイシズムを抱える文書偽造家シモーネ・シモニーニの日記を中心に展開されるピカレスク小説となっている。
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