Brian Enoとは | アンビエントとは
アンビエント(ambient)とは、音楽のジャンルの一つ。 正式にはアンビエントミュージックと呼ばれる。 一般的にエレクトロニカ系の音楽に分類される。 アンビエントを直訳すると”環境”とされる。
最近では多岐にわたる文脈や意味で使われることとなった「アンビエント」は音楽から派生したキーワードです。
環境音楽—アンビエントミュージックは、元々はブライアンイーノによって作られた音楽です。民族音楽や伝統音楽の構造と雰囲気、リズムオーバートーンを重視するジャンルです。
シンセサイザーが広く市場に受け入れられはじめた1970年代にアンビエントは誕生しました。テープループ技術で実験しながら、ロバート・フリップとブライアン・イーノは、 1972年に環境音楽を普及する段階に連れて行きました。
アンビエントの影響が後世に産んだアーティストは、The OrbやAphex Twinなど、数え上げればきりがありません。
70年代に誕生し、粛々と伸びていったアンビエントは80年代後半~90年代に花を開きます。先ほどのAphex Twinや、House Musicの露出などとともに、メディアによって「ambient」または「IDM」と呼ばれ親しまれていきます。
そんなブライアンイーノは、人気のアーティストとのコラボレーションや「theory over practice」といった理論を通じて、環境音楽を不変のものにした一人です。
windows95の起動音は、当時の誰もが耳にしたことがある彼の作品ではないでしょうか。*親友のロバートフリップは後にwindows vistaの起動音を作成。
最近の氏の活動では、
9/16に発表されたLeo Abrahamsさんの作品に参加しています。
彼の活動は音楽活動だけに止まらず、アートの世界にも進出しています。
米国ネバダ州には一万年の間動くように設計された時計があります。計算機科学者のダニエルヒルズやamazonのCEOジェフベゾースと共に作り上げた10000年間止まらない時計なのですが、そのチャイム音は機械的に毎度生成され、二度と同じ音がならないチャイムを作り上げています。アルゴリズム生成による機械的なアプローチで、有機的な結果を—-二度と同じものが生成されないという仕掛けです。
さらにはブライアンイーノはジョンケージの4:33(絶対零度を分数に直すと4:33、無音のみで構成される音楽)に影響され、オブリークストラテジーズという「創作カード」なるものを製作します。
1セット115枚のカードのなかに白いバックに文字が書かれており、創作の壁にぶつかった時にはそのカードから一枚をひき、いままでの固まった思考とワードをぶつけ着想を得るというやり方です。これらは現代の付箋を用いた企画術などの先駆けにもなっていると云えるのではないでしょうか。
John cage : 4:33
彼はスマホアプリもリリースしています。
BloomというアプリはiPhone初期の楽器アプリとしては名作のアンビエント楽器アプリでした。アプリの世界でも世界観を存分に作り上げており、未プレイの方にはおすすめです。
◼︎ブライアンイーノの曲◼︎
music for air ports
An Ending (Ascent) Hour Long Version
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