LANVINのアーティスティック・ディレクター、Alber Elbazが退任
LANVIN(ランバン)のアーティスティック・ディレクター、Alber Elbaz(アルベール・エルバス)の退任が2015年10月28日に発表された。
Alber Elbazはモロッコ出生、イスラエル出身のファッションデザイナーで、Yves Saint-LaurentやGuy Larocheを経て、2001年にLAVNINのアーティスティック・ディレクターに就任した。ユニークでエレガントな彼のコレクションは、シーズン毎に多くの業界人やファッションフリークを熱狂させ、LANVINのめざましい復興に貢献した。今回の退任がどういった理由からであるかは発表されていない。また、従業員からは彼の退任決定に対して抗議があがっているが、退任が発表された日に既にAlberはLANVINを去っていたという。
なお、現在彼が担当した ウィメンズコレクションは、LANVIN社内のデザインチームが担当しており、未だ新しいアーティスティックディレクターは未定となっている。
Alber ElbazのLANVIN退任は、先のRaf SimonsのDior退任、BALENCIAGAのAlexander Wangの退任などと合わさり、ファッションデザイナー間での大手メゾンに雇われるということの価値観が大きく変わってきているのかもしれない。当時はインディペンデントなブランドの生存の難しさから、大手メゾンでのディレクター就任は大きなチャンスだったが、セルフブランドに注力するMarc Jacobsなどの活躍を見ていると時代の変化を感じさせられる。何れにせよこれらの出来事はファッション業界の大きなターニングポイントとなりそうだ。
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