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本に関する記事

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ミシェル・ウエルベック 『ある島の可能性』の文庫版が1月7日に発売。

ミシェル・ウエルベック著作『ある島の可能性』(中村佳子 訳)の文庫版が2016年1月7日に河出書房新社から発売する。 辛口コメディアンのダニエルはカルト教団に遺伝子を託す。2000年後ユーモアや性愛の失われた世界で生き続けるネオ・ヒューマンたち。現代と未来が交互に語られるSF的長篇。 本作『ある島の可能性』は2005年に書かれたウエルベックの長編小説の第3作目にあたる。世界が滅びた二千年後の世界で...
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ジョルジョ・アガンベンの『身体の使用』が1月下旬に発売予定

ジョルジョ・アガンベンの『身体の使用』(上村忠男 訳)が2016年1月下旬にみずず書房より発売予定。 テクノロジー装置の肥大は未曾有の奴隷制を産出するのか─西洋哲学を貫く思考を遡り、本書をもって「ホモ・サケル」シリーズが完結。 ジョルジョ・アガンベンはイタリアの哲学者、ハイデガーやフーコー、ベンヤミンなどからの影響下で思想を形成した。美学~政治哲学についての著作が多く、日本で翻訳されている作品も多...
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サキの『けだものと超けだもの』が1月6日に発売。

サキの『けだものと超けだもの』が2016年1月6日に白水社のUブックスシリーズから発売する。 ヘクター・ヒュー・マンローことサキは20世紀初頭のスコットランドの小説家でブラックユーモアの効いた作風や奇妙な味風の物語を得意とする。1870年にミャンマーで生まれ、インド警察を経てジャーナリストに転身。1902年からウェストミンスター・ガゼット、デイリーエクスプレス、モーニングポストなどの雑誌記者を勤め...
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『ロラン・バルト 喪の日記』の新装版が12月10日に発売。

『ロラン・バルト 喪の日記』(石川美子 訳)の新装版が2015年12月10日にみずず書房より発売する。 「1978年8月18日 彼女が臥せっていて、そこで亡くなり、いまはわたしが寝起きをしている部屋のその場所。彼女のベッドの頭部をくっつけてあった壁に、イコンを置いた――信仰からではない――。そこのテーブルの上には、いつも花をかざってある。それゆえに、もう旅をしたくなくなっている。そこにいられるよう...
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ジーン・ウルフの『ウィザード Ⅰ・Ⅱ』が12月22日に発売。

アメリカの幻想/SF作家ジーン・ウルフの『ウィザード Ⅰ・Ⅱ』(安野玲 訳)が、2015年12月22日に国書刊行会から発売する。 ウィザード Ⅰ ドラゴンとの激闘の末、サー・エイブルがスカイからもどってきた! 主君との誓いどおり峠の守りに立った彼の前に、三人の謎の騎士があらわれる。一方、エイブルの従者トゥッグは、セリドン王アーンソールの命により巨人族の王ギリングとの和平交渉のため、北方ヨツンランド...
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マリオ・バルガス=リョサの『つつましい英雄』が12月21日に発売予定。

ペルーの小説家、マリオ・バルガス=リョサの『つつましい英雄』(田村さと子 訳)が2015年12月21日に河出書房新社から刊行予定だ。 ノーベル賞作家最新作。マフィアの恐喝に屈せず正面から立ち向かった実在の人物がモデルの章と、大金持ちの老人の破天荒な結婚を巡る大騒動を描く章が交互に展開する、スリリングな話題作。 マリオ・バルガス=リョサはこちらの記事でも取り上げているが、1959年短編集の『ボスたち...
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ロード・ダンセイニの『ウィスキー&ジョーキンズ』が12月24日に発売予定。

イングランドの小説家、ロード・ダンセイニの『ウィスキー&ジョーキンズ』(中野善夫 訳)が2015年12月24日に国書刊行会より発売予定。 初老の紳士ジョーキンズがウィスキーを片手に、実話と称して語り出す若かりし日の思い出――幻獣に出会い、魔術に驚異し、一獲千金に胸躍らせる、奇想天外な冒険の数々。香り豊かで軽やかなテイスト、心地よい後味にほろ酔い気分。どこから読んでも楽しめる愉快な短篇23作。 ロー...
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江戸時代の測量家 伊能忠敬の『伊能図』がデジタル化

江戸時代後期の測量家として誰もが知る伊能忠敬による大日本沿海輿地全図こと『伊能図』(村山祐司 監修) がデジタル化される。河出書房新社より2015年11月30日に販売予定だ。 伊能忠敬の紙地図を電子化するとともに、地名や測量日記などの付随情報をデータベース化して可視化や高度な分析を行えるようにしたという。「大図」214枚と「江戸府内図」を、国土地理院の提供する地理院地図とリンクさせた画期的なデータ...
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ラテンアメリカ文学のおすすめ本、傑作、代表作家。

ラテンアメリカ文学は、ラテンアメリカ圏(メキシコ以南のいわゆる南米)で書かれた、および出身者による文学のことを指します。スペイン語やポルトガル語で書かれた文学。読んでみたいと思っても、なかなかどれから読めばいいのかの情報が少ないジャンルなので、この記事ではラテンアメリカ文学の代表作家と代表作をオススメしようと思います。 僕はラテンアメリカ文学は「飯が美味そう」だったり「魔術的リアリズム」と形容され...
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ステファヌ・マラルメとジャン=ピエール・リシャールによる『アナトールの墓のために』が11月30日に発売。

ステファヌ・マラルメの未発表作品とジャン=ピエール・リシャールの批評による『アナトールの墓のために』が水声社から11月30日に発売する。 『骰子一擲』などを代表作に残す、19世紀の偉大なるフランスの詩人ステファヌ・マラルメは孤独と詩を愛す者であると同時に、子煩悩でもあったのだが、1879年に八歳となる息子のアナトールは病で夭折してしまった。マラルメは深い打撃を受け、それを癒やすかのように『アナトー...
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『スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること』が11月25日に発売...

アンソニー・ダン、フィオナ・レイビー著作『スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること』(監修:久保田晃弘、翻訳:千葉敏生、寄稿:牛込陽介[Takram London])がビー・エヌ・エヌ新社より、2015年11月25日に発売する。 問題解決だけがデザインではない。 新しい視点を生み出す「もうひとつの」デザインの力。 企業のための問題解決、商品の...
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マヌエル・ゴンザレスの『ミニチュアの妻』が12月19日に発売。

ポスト・アメリカ世代の新星、マヌエル・ゴンザレスの短編集『ミニチュアの妻』(藤井光 訳)が白水社のエクス・リブリスシリーズとして2015年12月19日に発売される。 マヌエル・ゴンザレスはアメリカ、テキサス州で生まれた作家で、コロンビア大学創作科を卒業。これまでにフィクション、ノンフィクションをOpen City , Fence , One Story , Esquire , McSweeney&...
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