Discogsが新たに映画、書籍、コミックス、ポスターを扱うサービスを開始

多くの音楽ファン達がお世話になっているであろう、データベース及びマーケットプレイスで有名なDiscogsが、新たに映画、書籍、コミックス、ポスターを扱うサイトをそれぞれ立ち上げた。
Discogsはアメリカの企業Zink Media, Inc.が運営する音楽データベースだ。あらゆるアーティストやレーベルの情報が網羅され、ディスコグラフィー機能もリリース日やトラックリストなども記載されている。これらはユーザー登録を行えばWikipediaなどと同様に編集追加を行うことができ、世界中の音楽ファンによって日々情報が拡張され続けている。Amazonのようなユーザーレビュー投票やコメントなどのコミュニティ機能も備え、CD・レコードなどの売買を行えるマーケットプレイス機能もある。筆者も発売日に乗り遅れ購入を逃してしまったレコードをDiscogsのマーケットプレイスから購入するなど、大変お世話になっている。
Discogsは最近の拡張で日本語対応したり、3月からGearogsというオーディオ機器版のDiscogsとも言うべきサイトをパブリックベータで開始している。その時からすでに映画、書籍、コミックス、ポスターを扱うプランもあったようで、今日正式に発表される並びとなった。
今回発表されたのは全部で4種類の新しいデータベースで、映画を専門に扱い作品名や監督、俳優からサーチできるFilmogs。書籍を専門に扱うBookogs、ちなみに日本語の書籍情報もチラホラと登録されている。 コミックスを専門に扱うComicogs、こちらも数は少ないが日本語の漫画作品も登録されている、作品の主な登場キャラクターの名前はもちろん、creditには筆者や版元だけでなく印刷会社まで記載されている。そしてポスターを専門に扱うPosterogs、現在は主に音楽アーティストのツアーやプロモーションのポスターが多く扱われているようだ。これらのサイトはリリース直後なのもあり、現状その情報量は限られているが、世界中のシネフィルやビブリオフィリアたちの手によって本家Discogsのようにあらゆる作品情報を網羅したデータベースに進化していくことだろう。また、いずれのサイトもマーケットプレイス機能はベータ版ながらも既に利用可能となっている。
ちなみに本家Discogsは、現在880万以上のレコードと500万人のアーティストの情報があるという。9月末には900万件以上を目指すとのこと。


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