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江戸時代の測量家 伊能忠敬の『伊能図』がデジタル化

江戸時代後期の測量家として誰もが知る伊能忠敬による大日本沿海輿地全図こと『伊能図』(村山祐司 監修) がデジタル化される。河出書房新社より2015年11月30日に販売予定だ。
伊能忠敬の紙地図を電子化するとともに、地名や測量日記などの付随情報をデータベース化して可視化や高度な分析を行えるようにしたという。「大図」214枚と「江戸府内図」を、国土地理院の提供する地理院地図とリンクさせた画期的なデータベースとして成立させており、測量線、地名、測量日記などをGISソフトを駆使して解析加工編集可能とのこと。
今回のデジタル版『伊能図』はスタンダード版とプロフェッショナル版の2種類が用意されている。スタンダード版は専用のビューワーで利用が可能なのに対し、プロフェッショナル版は、日本全国を網羅した伊能図のすべての測線(海岸線や街道)をベクターデータ化されており、地図太郎、ArcGIS、QGISなどの汎用GISソフトで自在に分析できるようShapefileで搭載されている。更に伊能図と地理院地図を正確に重ねて比較でき、地名約3万5千件がローマ字とともに網羅的に収録され、測量日記を原書画像とともに本邦初のテキストデータ化し宿泊地と時系列にリンクされている。
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