Gilles Peterson presents WORLDWIDE SESSION 2016!
ゴールデンウィークが1番盛り上がっていた5月4日(水)に、Gilles Petersonによる日本初のWORLDWIDE SESSION 2016が開催された。
これはGilles Petersonと松浦俊夫のプロデュースによる大人のための都市型フェスティバルをテーマに、国内外の質の高いジャズバンドを一堂に会する贅沢なイベントだった。
松浦俊夫のDJでイベントはオープニングを迎え、まず最初のライブはマルチ楽器奏者、作曲家、編曲家、音楽監督、プロデューサーと様々なキャリアで多くの有名アーティストと仕事をするプロフェッショナル、Miguel Atwood-Fergusonが率いるThe Miguel Atwood-Ferguson Ensemble。
これは今回のWORLDWIDE SESSION 2016の動画ではなく、2014年のLos AngelesのThe Blue Whaleで行われたライブの様子だけれど、新木場の昼下がりで、如何に素晴らしい時間が流れていたか想像を容易にしてくれるはずだ。
彼はThe 1975の新作や、私もお気に入りのエチオジャズとレトロフューチャリスティックを融合させたようなDexter Storyの新作『Wondem』などでもヴァイオリンを披露している。気になる方はこちらも是非。
Sun Ra Arkestraは土星人Sun Raが率いた伝説のバンド。去年2015年はちょうど彼の生誕100周年であり、音源の再発や湯浅学によるガイドブック発売、またSun Ra Arkestraによる来日公演なども果たしている。今回もMarshall Allenをマエストロに再び日本に訪れた。
個人的に言えばSun Ra Arkestraの出演だけでもこのイベントが最高になるのはもう決まっていたとこではないだろうか。以下はArtsforArt主催のVision 20の動画。少しでもSun Ra Arkestraの素晴らしさが伝われば嬉しい。
トリはライブでの爆発力に定評のあるSOIL&”PIMP”SESSIONSと、日本のジャズレジェンド日野皓正。
ライブ3組、DJ2組による、非常に充実したイベントとなったWORLDWIDE SESSION 2016。コンセプト通り、他のフェスティバルとは違ったアダルトな魅力と、特別な時間を作り上げていた。
来年もより規模を増して再び開催されることを期待している。
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