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Portico Quartetが新作『Art in the Age of Automation』をリリース

MUSIC

英国はロンドンを拠点とするジャズカルテット、Portico Quartetが新作『Art in the Age of Automation』をマンチェスターのレーベルGondwana Recordsから2017年8月25日にリリースした。

Portico QuartetはドラムのDuncan Bellamy、サックスのJack Wyllie、ベースのMilo Fitzpatrick、そしてキーボードのKeir Vineによる4人組で、サウンドの一番の特徴は最初期から使用しているハングの叙情的な音色だろう。ハングはちょうどスティールパンを裏返したようなUFO型の見た目で、2000年にPanArt社が開発した比較的新しい楽器で、現在はハンドドラムへと派生している。もともとは初期メンバーであり現在は脱退しソロ活動を行っているシンガーソングライターのNick Mulveyがハングを持ち込み、その硬質で柔らかな音色とバンドの叙情的で美しい楽曲を個性的なものにした。

2007年、Babelの小レーベルThe Vortexから1stアルバム『Knee-Deep in the North Sea』を、次いで2009年にReal World Recordsから2ndアルバム『Isla』をリリースする。セルフタイトルである3rdアルバム『Portico Quartet』からNick Mulveyがソロ活動に集中する為脱退、Keir Vineが加入し現在のメンバーになる。打ち込みサウンドを導入し、Post DubstepやDowntempoに寄った楽曲に進化している。その流れを組むように4thアルバム『Living Fields』はNinja Tuneよりリリース、アーティスト名はPortico QuartetではなくPortico名義になっている。

今回リリースされた『Art in the Age of Automation』は再びPortico Quartetの名義となり、楽曲の雰囲気も初期と3rd以降の中間に近い内容となっており、Electronicにも寄りすぎず、ドラマチックな構成が支柱となってJazz~Ambient~Post-Rock~Downtempoなどの音楽性を吸収し貫いた、現在のPortico Quartetによる一つの結論とも言うべきアルバムとなった。

Portico Quartet 『Art in the Age of Automation』

Portico Quartet:『Art in the Age of Automation』

1. Endless
2.Objects to Place in a Tomb
3.Rushing
4.Art in the Age of Automation
5.S/20005S
6.A Luminous Beam
7.Beyond Dialogue
8.RGB
9.Current History
10.Mercury Eyes
11.Lines Glow

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