Aureole 森大地 が選ぶ2015年ベストアルバム10枚
12月4日 Aureole 森大地
第4弾はAureoleのボーカルギター、ソングライター、kilk recordsの主宰、ライブハウス「ヒソミネ」代表等、マルチな才能で多方面で活躍する森大地氏による2015年のベストアルバムをランキング形式、ご本人のコメント付きでご紹介。
Aureole、kilk関連作は主観的になりすぎてしまうので敢えてランキングからは外しました。
ジャンルがバラバラですみません。あれ、なぜかロックがない…自分でやるのはどんどんロック寄りになってるのに…不思議。
昔よりもアルバムを繰り返し聴く回数は確かに減ってきていますが、気に入った作品は昔と変わらず何度も聞いてしまいます。
今でも「おおっ」と思う作品と出会えることが幸せ。音楽万歳。
1. Son Lux『Bones』
https://soundcloud.com/son-lux/you-dont-know-me-1
まあまあ有名どころが一位ですみません。Son Luxは1stをよく聞いてて2nd以降はなんとなく放置してたのですが、去年知り合いの間で話題になってたので再び追ってみました。前作も素晴らしいけど今作がまたすごい。Herbertもそうだけどアレンジはこんなにも自由でいいんだよなと改めて考えさせられた作品。Son Luxを基準に考えると、いかに他の音楽が小さな枠の中で鳴らされているものばかりなのかと思い知らされました。大げさかな・・・うん、少しだけ大げさかも笑
2. DRKWAV『The Purge』
誰?DRKWAVって。と思ったらメデスキ・マーティン&ウッドのメデスキらが参加してるバンドでした。
たまたま知ったんだけどすごく気に入りました。ダークなサイケ&ジャズ&エレクトリック。このバランスがなんだかカッコイイ雰囲気を醸し出しています。こういうジャンルという枠で括るとスレスレな音楽が好みなんです。
3. Herbert『The Shakes』
久々にHerbertでガツンときた。いや、昔のも好きですが、これはなぜか特に好み。とにかくアレンジがすごい。
改めて楽器の音色の選び方とその組み合わせがさすがだと思いました。
4. Lapalux『Lustmore』
https://soundcloud.com/search?q=Lapalux
曲も音色も全てが洗練されています。見せかけでなくガチっぽいのが最高です。
5. Eighth Blackbird『Filament』
曲がどれも良くて耳を惹きつけます。たまにミニマル。Nico Muhlyも参加してるそうで、確かにセンスなどは共通する部分を感じました。
6. The Internet『Ego Death』
音楽もジャケもバンド名もカッコイイ。なぜか繰り返し聞いちゃう魅力があります。特に曲と声が良いからかな。
7. SKIP&DIE『Cosmic Serpents』
刺激的で親しみやすいポップミュージック。自分の大事な企画ライブの時にも会場で流していた思い出があります。
8. Vince Staples『Summertime ’06』
トラックもラップもカッコイイ。たまに見せるメロディアスな部分もツボでした。
9. Prequel Tapes『Inner Systems』
インダストリアルの醍醐味みたいな部分が凝縮されている作品だと思いました。
暗黒の中を徘徊する光のようなシンセが非常に効果的。
10. HVOB『Trialog』
良い作品です。ずっと流していたくなるほど心地よい。
次回のベストアルバムは、「音と共に暮らす」をテーマに日々の暮らしに寄り添う豊かでメロディアスな音楽を提供する、no.9 がセレクトしてくれる。楽しみにしていて欲しい。
■森 大地
Aureoleのボーカルギター、ソングライター、kilk records主宰、埼玉県さいたま市宮原にあるライブハウス「ヒソミネ」代表。
2015年はAureoleで「Spinal Reflex」「Awake」の二枚を、kilk recordsとしてはQu、コッテルをリリースしました。
Curry Robo
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